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栄太(えいだ)の映画日記
以前書き溜めていた日記のうち映画に関することをweb公開。 映画の所感や、見て思いついたことなど、あなたの映画選びの参考にどうぞ。 もとが個人の日記なのでネタバレありですがご容赦あれ。
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プージェー
2006年7月7日(金)、映画「プージェー」をポレポレ東中野に観に行った。
ポレポレ東中野での公開の最終日だった。

【プージェー】
上映時間: 110分
製作: 2006年 日本
URL: http://puujee.info/index.htm

探検家の関野吉晴氏と、モンゴルの少女プージェーとの心の交流を描いた
ドキュメンタリー。
本当に実話なのかと思われるくらい、ドラマチックな展開。

関野は旅の中でたくさんの子供に会ったが、心惹かれた
のは、自立心の強い、大人に媚びない子供だという。
プージェーの最初の登場で、牛が逃げるから、と叱られた
関野は、プージェーをかっこいいなぁー、といい、
自分の娘にもその姿を見せてやりたいと言う。

プージェーは遊牧民の一家の一人娘として、家族の中で放牧を自分の仕事を
していた。
プージェーのところを訪ねた関野は、遊牧民の苦しい生活を目の当たりにする。
プージェーは遊牧民になんかなってもなんにもいいことはないよ、という。
しかし、笑顔にあふれた家族たちからは、何も不幸せそうな様子は見えない。
大自然の厳しさと闘っている遊牧民は、すべてをありのままに受け入れると
いうことを知っているのだろうか。

おばあちゃんの笑顔が印象的。
子供には別の世代なのだから、その世代なりの別の道があるといい、
遊牧生活を強要するようなことは言わない。

お母さんも勉強して遊牧生活から離れた方が幸せになれる、という。
とても開けた考えのようにも感じるが、そうではなく、遊牧の生活
というのがとても厳しいということの裏返しなのだろう。

悲しい運命がふりかかるモンゴルの空の下。
あまりにも厳しい現実。
関野は、その中で尊厳をもって懸命に生きる一つの魂を見たのだと思う。
だから関野はプージェーにひかれたのだろう。

自由市場経済に移行して変容しつつあるモンゴルから、本当の遊牧民が
失われ、本当の遊牧民が犠牲になっている、というような社会的な見地から
みた意見をいうのはたやすい。
ただ、そういう簡単な言葉でまとめてしまっていいのだろうか?
そう言いたいがために関野と映画監督はこの映画を作ったのではないだろう。
本来、人間は大自然の中で生きるもの。
その自然と人間のかかわりを素直に感じ取ってほしいということのように思えた。

【上映館の情報】
ポレポレ東中野での上映は、7月7日まででしたが、
9月下旬から横浜と大阪で上映されるようですので、
ぜひ観に行ってください。
ほかにも自主上映会で上映されるようです。詳しくはオフィシャルページからどうぞ。


【同じ映画の記事へのリンク】
その日を摘め
http://hanamote.com/blog/archives/2006/06/post_92.html
結末の件については同感。
ただ、多くの人にとってはそうした予想外という感じがないとなかなか心に残らないもの。
そのことについて、深く考えてほしい、という意味においては
意外感に満ちた結末を見て心に深く刻んでほしいと思います。

(7/11追加)
夜長姫と耳男
http://blog.goo.ne.jp/seino9387/e/e2d014be4e2d48dfc29cd12d34f74b72
関野氏のトークショーについてもふれてます。


Read Moreの後には【グレートジャーニーについて】を書きました。

【グレートジャーニーについて】

人類の起源とは何かについて探る旅。
現在の定説では、人類の祖先はアフリカ南部で生まれ、そこから全世界に拡散していった、といわれている。
これは、人間の細胞に含まれる、ミトコンドリアが持つDNAが母方からしか遺伝しないという性質に基づいて、世界的なDNAの差異を検証した結果、人類はアフリカの一地方に生まれた一人ないし数人の女性に起源するという調査結果がえられた、という学説に基づいている。
(「ミトコンドリア・イブ」という名で呼ばれる学説だが、一般に広く信じられている。)

本来、グレートジャーニーとは、アフリカから全世界に拡散していき、南米にまで達したという人類の拡散過程のことを言う。

探検家・関野吉晴氏は、このグレートジャーニーに着想を得て、南米からアフリカまで人類の起源を逆向きに辿る、約5万キロにおよぶ旅をはじめた。
この旅は、自動車などの動力を一切使わずに、自転車・カヤックなど人力のみで行うものだった。
旅は、1993年12月に南米最南端を出発し、あしかけ10年にわたり、2002年2月についにアフリカはタンザニアのラエトリに到着し完結した。
この旅の様子は、フジテレビでも「グレートジャーニー」というタイトルで数回に渡って放送され、最終回は2002年3月に放映された。
本文の映画「プージェー」は、その旅の中で出会った少女プージェーとの心の交流を描いたドキュメンタリー。

フジテレビ「グレートジャーニー8 FINAL」

僕もこの最後の完結編は見たかったのだが、残念ながら都合があわず見逃してしまった。
現在はDVDも出ているようなので、レンタル等で借りられるようだったら観てみたい。

ほかに写真集も出ているが、1冊4千円くらいするので、手が出ない。
代わりに廉価版なのか、いいところを集めてきたダイジェストなのか分からないが、筑摩書房のちくま文庫で、写真と文書でつづった本が出ているので、これを買ってみた。
この旅は都市圏をあまり通らない旅なので、自然とそこに息づく人々の暮らしをありのままに見ることができる。
そう意味でおすすめします。
グレートジャーニー―地球を這う〈1〉南米~アラスカ篇 ISBN 4-480-05990-3 定価:998円
グレートジャーニー―地球を這う〈2〉ユーラシア~アフリカ篇 ISBN 4-480-06266-1 定価:998円

関野吉晴氏のオフィシャルサイト
近況報告などをされています。


★ 以下に結末等についての重要なことが書かれています。
 ドキュメンタリーなので話の推移そのものを知っていても特に問題はないはずなのですが、
 そうした予備知識を持って見に行くのがいやな方もいると思いますので、そのような方は以下を
読まないでください。 ★









----------
【そのほか、映画を観て感じたこと】

映画の中で、プージェーのお母さんの死と、プージェーの死が語られます。
その瞬間、館内は、「えっ!」という小さな声とともに、驚きと悲しみとため息のようなものに満たされました。
僕も同じように感じました。
わずか2時間前まで知らなかった、数千キロ離れたところに暮らす一人の少女のことが、
自分の知っている近所の女の子のことのように思われたのです。
僕はこの驚きを見て、ほっとするとともに、確信しました。

人間は、共感や感情移入というものを、自己のすべてのことの下敷きに持っているのだと。
人間ていうのは、宗教や価値観がちがっていても、わかりあえるものなんだ、と。
たぶん、どんな国にこの映画を持っていって、誰に見せても、同じような反応を見せるでしょう。
自分の知らない人間だから、と無反応に応じる人はいないと思います。

宗教や価値観が世界中で対立したこの時代、ひとびとがわかりあうには、
人間が生きること、死ぬこと、それに対する感情移入・共感を得ることが必要だと感じました。

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