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栄太(えいだ)

Author:栄太(えいだ)
映画がそこそこ好き
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好きな映画:燃えよドラゴン、Uボート、ブレードランナー
好きなジャンル:人間ドラマ系

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栄太(えいだ)の映画日記
以前書き溜めていた日記のうち映画に関することをweb公開。 映画の所感や、見て思いついたことなど、あなたの映画選びの参考にどうぞ。 もとが個人の日記なのでネタバレありですがご容赦あれ。
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「スキャナー・ダークリー」いつのまにか公開中
前に、観たいなー、と記事に書いた「スキャナー・ダークリー」だが、いつのまにやら、先週土曜日(12月9日)から公開していた。
以前の記事はここ
ぜんぜん宣伝とか見なかったがだいじょうぶだろうか?
おまけにシネセゾン渋谷以外では上映していないようだ...。
観にいっていいのか、まじめに不安を感じる。

米での公開が不人気で単館になってしまったのか?
それともNANA2と公開がかぶったから、というだけの理由か?

その他の不安要因としては、題名である。
原題「A Scanner Darkly」をそのままカタカナで記述しただけの「スキャナー・ダークリー」。
こういう広報担当者の愛が感じられない邦題のつけ方をされている映画にはどうも不安がある。

どっちにしろ、おもしろいのかどうかはわからないが観にいきたいと思う。
が、忙しいので多分、まだ先。
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ミリオンズ
12/09、WOWOWで録画しておいた「ミリオンズ」を観た。

【ミリオンズ】
上映時間: 98分
製作: 2004年 イギリス/アメリカ
URL: http://millions-movie.net/
DVD: ミリオンズ スペシャル・エディション (Amazon.com)

ポンドからユーロに切り替わろうとしていた、クリスマス近いイギリスのある地方。
母をなくしたばかりの10歳のアンソニーと8歳のダミアンの兄弟は、父と一緒に振興住宅街に引越ししてきた。
聖人に詳しいダミアンは夢みがちで、秘密の隠れ家を作っていたが、そこに大量のポンド紙幣が落ちてきた。
しかし、あと12日間でポンド紙幣は、ユーロ紙幣にしない限り紙くずに変わってしまう。
現実主義者のアンソニーはお金を使いまくったり、投資のために家を買おう、などという。
一方、奇跡を信じるダミアンは、貧しい人たちに寄付しようという。
だが、もとはその大金を強奪した犯人の影が彼らに近づきつつあった...、という話。


話の背景は、イギリスもユーロに参加し、ポンドがユーロに変わる、という時だけど、2006年12月現在、イギリスの通貨はポンドです。
将来的にはユーロに変わるかもしんないけど、まだ数年は変わらなそう。
なので、多少は現実っぽい話の背景も、今現在はやっぱりファンタジー。

ダミアンがしばしば聖人についての幻を見るのと、話がクリスマスシーズンを舞台にしていることもあって、非常に宗教色が強く感じられる。
主人公のダミアンが奇跡を信じている辺りとか、ちょっと「リトル・ランナー」に似ているかな?
(リトル・ランナーの感想はこちら)

ダミアンが聖人の幻を見るのにも、それなり意味があるのだが...。

ダミアンはこんなに純粋で天真爛漫なので、単に貧しい人に寄付をするのはいいことだ、で終わってしまいそうに見える(最初の方だけ観ると)。
だが、この映画の結論はちがうようだ。
この映画は、単純なファンタジーであるようで、なかなか深い、お金にまつわる問題をメッセージとして織り込んである。

ダミアンにいろいろと話しかける聖人たちはどことなく人間くさくて、ダミアンをどちらかというと、もっと人間らしい感情の方へ引き戻そうとする。
現実世界の人たちも、いい人たちなのに、どこか人間くさい。

貧しい人に寄付をすればいいのか、というとそうでもない。
お金のないモルモン教徒たちに、お金を与えたら、TVやら電子レンジやらフットバスやらを買ってしまう。要はぜいたく品を買ってしまったのだ。
街でお金に困っていると思しき人たち(ホームレスが売る用の雑誌を売っている)にピザをおごってあげるが、食べ物を買うお金はないが、バスやら電車で来たといい、本当にお金に困っているやら。
そして、人の迷惑をかえりみず、自分たちの都合だけをいって、寄付を募る人たち。
何かお金で解決されたろうか。
いや。
この世の様々な問題は、お金がなくては解決できないものも確かに多いが、お金 *だけ* では決して解決できないのだ。

人間の欲深さや自分勝手さ、人間はどうしたってお金がなければ生きていけない、という事実は見据えつつ、「だが、単にお金があるだけではどうにもならないことがある」という真摯なメッセージが織り込まれた映画だと僕は感じた。


そして、お金について以外のもう一つの話の軸は、ダミアンが思い続けるお母さんのこと。

リトル・ランナーとはちがって、この映画の終わり方は泣けたなー。こっちの方がおすすめできる。
ダミアンのお母さんを思う気持ち、そして、最後にはお母さんから卒業するダミアン。
こういう感じの映画だとは思わなかった(コメディーだと思ってた)ので、不意を突かれて、ちょっと涙ぐまされたよ。

ほんと、思った以上にいい映画なので、ぜひとも観てほしい。

なんだか、最近、涙もろくて困るな...。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

ティム・バートンのコープスブライド
12/02、WOWOWで録画しておいた「ティム・バートンのコープスブライド」を観た。

【ティム・バートンのコープスブライド】
上映時間: 77分
製作: 2005年 アメリカ
URL: http://wwws.warnerbros.co.jp/corpsebride/
DVD: ティム・バートンのコープスブライド 特別版 (Amazon.com)

成り上がりの両親を持つ、心優しき青年ビクターは、まだ見たこともない没落貴族の娘ヴィクトリアと結婚することになっていた。
結婚に気の進まないビクターだったが、結婚式前日に初めて顔を合わせた二人は、互いに心惹かれるものを感じ、結婚も悪くない、と感じはじめていた。
しかし、結婚式のリハーサルで、うまくセリフが覚えられないビクターは、寂しい森の中で一人セリフを練習する。
初めてセリフを正しく言えたビクターだが、その時、地中から死体の花嫁(コープスブライド)が現れる。
永く土くれの中で求婚を待っていた死体の花嫁は、ビクターから求婚されたと思ったのだ。
ビクターは、死人の世界に連れ去られるが、どうにか地上に帰ろうと画策する。
一方、地上では、花婿のビクターが逃げ出したと思われ...、という話。

映画の正式タイトルに、「ティム・バートンの」って小さく付くんだね。なんで?
と思ったら、ティム・バートンが偶然出会ったロシア民謡から、「死体の花嫁」ってアイデアを得たからのようです。
そのように記者会見で話してます。
http://www.walkerplus.com/movie/report/report4100.html

タイトルの「コープスブライド」は「死体の花嫁」って感じの意味。
かなり関係ない話ですが、「キルビル」の主人公の名前って知ってますか?
エンドロールを見ると、「The Bride」となっています。つまり「花嫁」って役名です。
「ティム・バートンのコープスブライド」でも、「Emily」じゃなくって「Corpse Bride」ってなっています。「花嫁」って感じの役名って案外よく使われるのだな、って思って。

さて、映画の内容を見ていくと、この映画はストップモーション・アニメーションという技法で作られているそうです。
要はコマ撮りってやつで、人形を少しずつ動かして撮る方法。
確かに、人形っぽい動きなんだけど、最初は、CGをわざと人形っぽい動きにしているのかと思ったよ。
そしたら、本当に人形で撮っているとはすごい...。恐れ入りました。
(多分、CGの方が全然楽でしょう。)
それにしても思うのは、人形で撮っている映画で、このレベルの緻密な動きのものは初めて見た。
これははっきり言って、今までのものとは断然レベルが違う力の入れ方です。
同じティム・バートンの、「ナイトメア・ビフォー・クリスマス」は観てないのですが、同じレベルであればぜひとも観たいです。

あと、面白いのは、地上の世界と死者の世界の描き分け方。
地上の世界はモノトーンの暗い色合いの世界、死者の世界はカラフルで活気にあふれた世界として描かれています。
この辺の皮肉たっぷりっぽさはおもしろいところ。

最後はちょっともの悲しいような終わり方かな。
でも、花嫁の気高さは心を打つものがある。
人間(死体になっても)やっぱり誇りを持って生きなきゃね。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

岸辺のふたり
12/03、「岸辺のふたり」を観た。(ギンレイシネマ)

【岸辺のふたり】
上映時間: 8分
製作: 2000年 イギリス/オランダ
URL: http://www.crest-inter.co.jp/kishibe/index.html
DVD: 岸辺のふたり (Amazon.com)

川岸で自転車を走らせる父と娘の2人。
父は川岸のそばの木立で自転車を降り、娘とひとしきり別れを惜しむと、川岸につないであったボートで静かに一人で漕ぎ出していった。
そして父は帰らなかった。
しかし、娘は片時も父を忘れず、川岸に立ち寄っては父を待っていた。
娘はやがて成長し、大切な人と出会い、子供をつくり、年老いていっても父を忘れなかった。
そして...、という話。

水彩画で描いたような繊細でシンプルなタッチの画がかえって印象的。
一切無駄なところがない、というところまで削ぎ落とされたその物語は、わずかに8分。
しかし、多くの人に感動を与え、2001年のアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞したのだという作品。

ギンレイシネマの案内にも、
『ギンレイホールがいつか皆様に観ていただきたく機会を待っていた作品です。』
と書かれ、ただならぬ作品という感じが観る前からただよう。

わずか8分はあっという間に過ぎ去る。
観終わった瞬間には、この映画の紹介は、少々誇張だったのでは?、と思ってしまった。
なんのことはない作品なのではないか、と。

しかし、そうではなかった。

この短いストーリーはどういう意味だったのだろう、と後からよく噛みしめてみると、自分の心の中に様々な思いが湧きあがってきて、思い出し泣きしてしまった。

この映画は、シンプルな画づくりなどで、具体性を極力排除することで、観る人の心の中にある思い、ある意味どんな人の中にもある普遍的な思い、というものを心の表面に湧きあがらせる。
だから、人は自分の心の底にあった思いを「思い出す」ことができて、それゆえに感極まってしまうのである。
この作品は、シンプルなストーリーでしか伝えることができないこともある、ということを教えてくれた。

人が人を想うとはどんなことだろう、と少し哲学的でロマンチックな思いにさせてくれる。
そんな映画だ。
純粋に人を想うことを迷った時、こんな映画を観てみたらいいのだろうと思う。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画



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