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栄太(えいだ)

Author:栄太(えいだ)
映画がそこそこ好き
新しい映画はあんまり見ない
好きな映画:燃えよドラゴン、Uボート、ブレードランナー
好きなジャンル:人間ドラマ系

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栄太(えいだ)の映画日記
以前書き溜めていた日記のうち映画に関することをweb公開。 映画の所感や、見て思いついたことなど、あなたの映画選びの参考にどうぞ。 もとが個人の日記なのでネタバレありですがご容赦あれ。
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Uボート TVシリーズ完全版 第6話
8/29、第6話を観た。やっと見終わった~。長かったぞ~。

【Uボート TVシリーズ完全版 第6話】
上映時間: 52分 (第6話、実測)
製作: 1981年 ドイツ

DasBoat Teil6

Teil 6
ヴェルナーの回想で、第1話から第6話までのあらすじが語られます。
海底280mに沈んだU96の中では、船員が懸命に修理を続けていた。
満身創痍のU96。
ヴェルナーも意を決して、修理を行っている皆のもとへ向かう。


「あの暗さなのに攻撃を受けるとは。」と艦長。
通信士官が「英国には小型の探知機があるそうです」という。

バッテリーをつなぐために針金が必要だ。
高価な魚雷はたくさんあるのに、ただ同然の針金がないときた。
どうにか針金を見つけ、また、ようやく浸水を止めたヨハン。
艦長は破顔して、よくやったという。

撃たれた操舵手は、「ママ」と泣き言いう。ひげづらなのに、中はまだ子供なのだ。

浮上するには、潜水時に貯めた空気を使うが、1回きりしか使えない。
そこで失敗したらおしまいなのだ。船体を軽くするため、浸水した水をかき出す作業を
続ける。
酸素が足りないので、手の空いたものは休ませ、酸素マスクをつけさせる。
絶望的状況の中、修理を続ける船員たち。

ヴェルナーが2度目に起きると、艦長は悲愴な表情を浮かべ、無念だ、という。
もう修理をはじめて15時間にもなる、修理は無理だろうと。
艦長はヴェルナーにすまん、という。
しかし、ヴェルナーは自分が望んだことだ、といい、これが現実だという。

すると、機関長が足をひきづりながらよたよたと現れる。
機関修理完了だと報告する。
艦長はここでやっと安堵の笑顔を浮かべ、「部下が優秀で、俺は果報者だ」と吐露する。

全員が集まり、艦長の言葉を聴く。これから浮上を試みるという。
空気が薄いのか、皆が肩で息をしている。
そしてただ一度の注気を行い、浮上を試みる。
そしてついに浮上するU96。歓喜に沸く船員達。

このシーンが、すごく好きなんだよな~。
どん底にいた、全員が、一つになって、よみがえる、という場面。
映画の画そのものは平凡なのだけど、感動がひしひしと伝わってきて、ここはUボート
でも屈指の名場面だと思う。

そしてついにラ・ロシェルに帰港することになるU96。
寄港したU96。歓迎する音楽と人びと。束の間の喜びの時間。
突如、空襲警報が鳴り響き、空襲を受ける。逃げ惑う人々。

ヨハンや船員たちが撃たれて横たわる。そして、傷ついた艦長の前でU96が沈み、
U96の命脈とともに艦長も倒れる。ヴェルナーは呆然とその場にたたずむ。
そして、最後に、クレジットが流れる。

劇場公開版(のTVで放映してたもの)は、最後にヴェルナーが「なぜなんだー!」と叫んでいた
と覚えているが、勘違いだったのだろうか。

何にしても、ラストのシーンでことさら強調されるのは、戦争の不条理さだ。
ようやくの思いで海底から生還したのに、陸に上がったとたんに、艦長以下多くの船員
たちが、簡単に命を落とす。
戦っている国がどういう状態にあろうとも、個々人は、ただ生き延びたいと願っているに
過ぎない。
そうしたものを無視して、人を戦いに駆り立てる戦争。
その不条理、非人間性を断罪することがこの映画のテーマであるとも思うが、ラストシーン
にそのテーマが凝縮されていると思う。
TVシリーズ版では、登場人物たちの人間性がより深く掘り下げられているため、
個々人の持つ人間性と、それと対立する戦争の非人間性がテーマとしてはっきりとコントラストを
なして浮かび上がってくる。

TVシリーズでは随所に「故郷では雪だろうな」とか写真をみて思い出し、登場人物たちの
個人的背景が語られたり、個人個人の人間性をかいまみせるような発言が出たりして、
なおのこと、登場人物が魅力的になっている。
だからこそ、非人間的な「戦争」というものが際立ってくるような構造となっている。

-------------

全6話を見終わった感想ですが、改めて想うこと。
この映画は「戦争映画」とくくりにされることもあるが、決して戦争映画でない。
ましてや戦争賛美などしていない。
この映画のテーマのひとつは、戦争の中で、潜水艦内という極限状態におかれた人間の葛藤
であるが、また一つのテーマは、戦争そのものと人間個人というものの葛藤、というものが
ある。

艦長自身も、潜水艦の船員を率いる戦争の遂行者としての役割と、愚かな戦争を批判する
批判者としての個人という、2面を持っている。
艦長はヒトラー崇拝者ではなく、やむをえず、祖国を守るための運命に従っているだけだ。
それは、5話で出てきた商船団の人々とは対照をなす。彼らは「ジーク、ハイル」とか言っているが、うまいものを食べながら、のうのうと暮らしている。
一方、戦争などやめたい艦長は、敬礼も返さないし、本当は死地になど向かわせたくない船員たちを率い、地獄の戦場を這い回っている。
戦争賛美者など信用できない、という監督のメッセージが伝わってくる。
当時の戦争の当事者たちも、戦争などしたくなかったのだ、ということがわかって、ほっとする。
しかし、一方で、したくなくとも、誰かがはじめてしまった戦争はいやおうなく、周りの人々を巻き込み、続いていく、という現実も描いている。
この現実は、21世紀に生きる今の私たちにとっても、同じ現実として、目の前にあり続けている。私たちはそうした不条理を問い続ける必要がある。そうでなければ、歴史は繰り返されるだろうから。
だから、そのことを声高に叫んだこの映画は、ぜひ多くの人に見ていただきたいと思う。

まー、何はともあれ、この長い映画をどうにか観終わってよかった~。
他の人には、ディレクターズカット版から見ることをおすすめするよ。TVシリーズ版は長いから、せっかくいい映画なのに、途中で見飽きていけないしね。
といっても、ディレクターズカット版でも3時間近いけど。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

Uボート TVシリーズ完全版 第5話
8/28、第5話を観た。

【Uボート TVシリーズ完全版 第5話】
上映時間: 52分 (第5話、実測)
製作: 1981年 ドイツ

DasBoat Teil5

Teil 5
やはり、最初にヴェルナーのナレーションで第1話から第4話までを回想。
そして、第4話の最後のシーンからはじまる。
みな、「敵だらけの地中海に行けと?」

艦長は、ヴェルナーに、機関長とともにビゴで降りろと言う。

艦内は修繕をする船員だらけだが、みんな金槌とかで修理しているのはおもしろい。

そして夜間、ひそかにビゴに入港するU96。偽装したドイツ商船と落ち合い、補給を行うのだ。
そして、商船を見つけて、士官はウィーザー号に招かれる。
ここまでの話では一切でてこなかったような、豪勢な部屋。
そして海軍の通信員が来て、海峡を突破するための資料を艦長に渡す。
機関長とヴェルナーの下艦は却下される。
艦長は合点がいかないと言う。ここから補給を受けた3隻は、出港直後に撃沈されたのだ。
商船の船長や海軍将校を訝しがる艦長。「機密が漏れているのかもしれないな」

艦長はジブラルタル海峡の海図を示しながら、11kmしかない、敵の密集しているところを
突破するという。
海峡付近まで近づいた後、潜航し、地中海内に向かう上層流に乗って進むという。

アラブの歌をはじめる船員たち。「南向きのコースだしな」艦長も景気づけだ、といって笑う。
船乗りというのは、本当に、国境を持っていないのだな、と思う。

夜にジブラルタルに接近したU96。緊張が走る。
潜航しようとしたU96だが、敵機に発見され、銃撃を受け損傷。さらに操舵手が銃撃を受ける。
敵に見つかったU96は、潜航を中止し、180度反転する。
周囲から集中砲撃を浴びる中、U96はやむをえず、潜航する。
しかし、すぐに異常が見つかった。攻撃を受けた際、主排水弁が破損し、潜航を止めることが
できなくなったのだ。
どんどん数字を増していく深度計。止まれと必死に叫ぶ、艦長たち。
200mを超えても沈降は止まらない。祈るような船員たち。そして深度計の限界を超え、
ようやく280mで止まる。海底についたのだ。
ほっとするのも束の間、艦内のボルトが吹き飛び、すごい勢いで、浸水が始まる。
破損だらけの艦で浸水を防ぐのも、ままならない。
皆が皆、浸水を止め、艦の補修をするのに必死だ。
こういう状況ではさぼろうとする奴は誰もいない。たださぼろうとはしなくとも、神様に祈っているだけで何もしない奴もいるが。

若い船員がヴェルナーに聞く。「少尉殿、助かる見込みは?」
何も答えられないヴェルナー。

こんな狭いところに閉じ込められたまま、海中でのたれ死ぬのではないと思うと、自分だったらとても耐えられないだろうな。

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

Uボート TVシリーズ完全版 第4話
8/27、第4話を観た。やっとDisc2に突入。

【Uボート TVシリーズ完全版 第4話】
上映時間: 52分 (第4話、実測)
製作: 1981年 ドイツ
DasBoat Teil4

Teil 4
最初にヴェルナーのナレーションで第3話の回想からはじまります。

商船団に魚雷を発射中、敵駆逐艦に見つかったUボートは急速潜航する。
水中で息を潜めて待ちながら、魚雷の命中を待つ。
3発の魚雷が命中し、2隻を撃沈する。
しかし、相手の駆逐艦にお返しとばかりに追撃をくらう。
2度目の今回はさしたる混乱もなく、相手から逃れきる、と思ったのも束の間、
敵駆逐艦の水中探索システムがUボートを探す。
お互いに相手の音が頼りなので、艦内でも息を潜めて待つ。
相手のソナー音が近くなり、間隔が短くなる。そして、相手からの攻撃。
艦内は手ひどい損傷を受け、火災が発生するがどうにか消し止める。
水中で相手から攻撃されるのをただじっとやりすごすことの、
あまりの恐ろしさに床を這い回り逃れようとする若い兵士もいる。

しかし、どんなに恐ろしくても潜水艦は海中に潜るしかない。怖くても浮かびあがる
ことはできない。浮かび上がれば相手の思うつぼだからだ。
そして、ひたすら海の底を這い回って、どうにか逃げをうつのが潜水艦なのだ。
ただ息を潜めて待つのを緊張感に変えることのできた映画はほかにはあるまい。
たいしたものだと思う。

そして逃れたと思ったら、別な艦のスクリュー音が。
やむをえず、まだ深く潜る。相手がまさか、と思うところまで潜る。
艦内では水圧でボルトが吹き飛ぶ。そしてすかさず、相手からの爆雷攻撃。
大混乱に陥るが、艦長が一喝し、また、経験を積んでいた船員達は、どうにか
落ち着きつつも、
ヨハンが気が狂いそうになり、艦長が言っても、持ち場に戻らない。
艦長はどこかから何かを取り出してこようとする。船員たちは、ヨハンをむりやり
押さえて連れて行く。戻ってきた艦長が持っていたのは銃だった。
なおも終わらない敵からの雷撃。ヴェルナーはその雷撃の中でいつの間にか眠りこける。
目が覚めると、周りには疲れ果てた船員達が眠っていた。
起きている艦長は、ヴェルナーに、「よかったな。生き延びて」と人事のように言う。

浮上したU96が見たものは、炎上するタンカーだった。炎上しつつもまだ沈没していなかった。
とどめの魚雷を撃つU96。沈没しようとするタンカーだが、まだタンカーには船員が残っていた。
艦長は怒りながら、「助ける時間は十分あったのに助けていなかったのか」という。
哀れに思いながらも、潜水艦には助けた相手を収容する余裕はない。
どうにもできない艦長は非情にも、そこから去る。
非情ではあるが、1人助ければ全員助けなければならない、だから仕方のない決断だった、
と艦長はため息まじりに言う。

友軍からの電文を届き、操舵長は「いつ寄港するのか」と聞くが、艦長は「俺が命令したらだ」という。
ヨハンが謝りに来るが、艦長はもういい、という。

航海56日目にしてやっと寄港するために、港に舵を向ける。
そう思ったのも束の間、暗号電文で非情な命令が伝わる。
ラ・スペチアに向かえと言う。イタリアの港だ。地中海に向かえという命令なのだ。
スペインのビゴで補給してからラ・スペチアに向かうことになるが、ジブラルタル海峡を
通らなければ当然、そこには辿り着けない。
ジブラルタル海峡は、同盟国が海上封鎖しているため、そこを通ることは非常に困難なのだ。
それでも、無茶な命令はくだる。

船員「ジブラルタルだぞ。バカでも知ってる。。処女みたいに狭い。通る時に艦にクリームでも塗れと?」

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

Uボート TVシリーズ完全版 第3話
8/26、第3話を観た。

【Uボート TVシリーズ完全版 第3話】
上映時間: 53分 (第3話、実測)
製作: 1981年 ドイツ
DasBoat Teil3


Teil 3
最初にヴェルナーのナレーションが入り、第2話の回想が入ります。

そして、第2話で敵駆逐艦に攻撃されたところからつづきではじまります。

まだUボートは駆逐艦から逃れていなかった。
およそ150m以上もぐると、艦がぎしぎしときしみはじめる。このぎしぎしというきしみが異常にリアルで、心理的恐怖感を誘う。
爆雷からの攻撃をどうにかくぐり抜けて、束の間、艦内には安心が広がり、食事などをする。
相手が夜になってあきらめるまで、また息をひそめ、相手が去ったことを知ると、ようやく浮上する。

戦闘がない時の艦内は、いたって平和だ。普通に食事や飲み物をとったりできるの、なんとなく不思議。

荒れた海を航行するU96。海の上を転げるようだ。もちろん艦内も右に左に傾いてすごいことになる。
すごいことに、これらのシーンは、本当にセットを傾けて撮影したのだという。
20年以上も前の映画とは思えないな。すごい。

航海40日が過ぎた。1週間以上も荒れた海が続いている。
ずっと潜水していられればいいのだが、潜水艦というのは潜水する船であるのに、ずっと潜水状態を続けてはいられないので、激しい波間に顔を出さざるをえない。

荒海の中で友軍のUボートを発見。信号灯で通信を試みると、1話で出てきたトムセンの艦だった。
大きな海の中で偶然に船同士が出会うとは珍しいのだろう。
しかし、すぐに艦長は、海の中に1ダースしかいないUボートが同じ海域で出会うとはおかしいという。別な海域が手薄になっているはずだと言って怒る艦長。
艦長は、司令官もこの経験をしろと書いておいてくれ、とヴェルナーに言う。
1話の感想の中でも書いたが、現場の士官は状況がわかっていて、軍上層部はわかっていないのか、どうにもできないのか。

ヴェルナー「どん底でうごめく。まるで拷問だ。これ以上の拷問があろうか。」
やはり映画のテーマは、戦争そのものよりも、極限状態の人間同士が織り成す物語というところだろう。

ラジオでハンブルグとケルンに空襲を受けたと聞き、うろたえる航海士。
ヴェルナーは通信士官に君の家族もケルンでは、というと、婚約者はすでに空襲で死んだよ、という答えが返ってくる。
こういうところの、登場人物についての描写はTVシリーズではかなり長く取っている。
劇場公開版だけ見ると、戦争映画と勘違いしてしまう人もいるだろうが、こちらではより登場人物たちの情報が多く与えられので、人間ドラマとしては奥深い。

嵐が明けたある月夜。敵商船団5隻を発見する。
あまりにも無防備な敵船団にとまどうも、攻撃準備を命令する艦長。
浮上し、ついに敵船団を照準に捉える。商船団に魚雷を発射するのに夢中になっていると、正面に駆逐艦が現れ、艦砲射撃してきた。急いで潜航するU96。
ここで第3話は終わりです。

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

Uボート TVシリーズ完全版 第2話
8/25、第2話を観た。

【Uボート TVシリーズ完全版 第2話】
上映時間: 52分 (第2話、実測)
製作: 1981年 ドイツ
DasBoat Teil2


Teil 2
「開戦当初の単純な楽観論は露と消えた。乗組員たちは、自分たちが決死隊だということを悟っていた。」
(ヴェルナーの回想から)

潜ると、乗組員は皆、息を静めて海中で待つ。
しかし、何事もなく浮上。
「敵と遭遇せず、何事もなく日々が過ぎていった。変化なしだ」

無線での指令を受けたU96。暗号を解読して艦長に渡すと、艦長は無言で、通信兵に渡す。

随所にヴェルナーのナレーションが入る。
「疲労が極限に達し、誰も口をきかない」

しかし、何も起こらない。倦怠の日々が続く。
今後の嵐を予感させるかのように....。

やがて、友軍艦のU37から支援を依頼されるが、遠い、無理だ、とにべもなく断る艦長。

ただ、待ち続ける日々。

機関士のところに言って話す艦長。トムセンのことも名前だけの英雄という。

何も起こらない日常が乗組員にストレスを溜めさせる。

「Uボートカクテルだ、飲むか」

突然、魚雷を装填しろ!と緊迫感が走る。
そして、この場面でUボートの有名なあのBGMがかかります。
U32が敵船団を発見したとの連絡が入り、艦長が支援に向かうといい、船員たちが一気に活気づく。

しかし、周辺海域はしけており、その付近に着いたのにも関わらず、U32はみつからない。

そして捜索を続けると、ついに敵を発見する。それは駆逐艦だ。
潜水して敵への攻撃機会をじっと待つ。潜水するときに人が走り回ると、様々な生活品が乱れ飛ぶ。このあたりがリアルですごい。
艦長はなんと駆逐艦に対して戦いを挑もうという。
潜望鏡で敵に位置を探るが、わずかな波間に敵を見失う。
いつの間にか回り込まれ、正面に駆逐艦が。爆雷の攻撃を受ける。ダメージは少ないものの、まだ敵からは逃れられていない。
お互いに息を静めて、相手の位置を探りあう戦いのはじまりだ。
艦長は、「潜行する。深くだ」といい、「これから心理戦だ」と小さくにやりとする。
敵駆逐艦は、頭上を通過していき、ここで第2話終了。

第2話は、何もない倦怠の日々が過ぎていくが、ここで、船員たちの日常を映し出している。時間に余裕のあるTVシリーズならではの演出だ。
そしてついに敵との戦いに突入し、一気に興奮が高まる。
ここからがおもしろそうです。

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Uボート TVシリーズ完全版 第1話
8/24、第1話を観た。

【Uボート TVシリーズ完全版 第1話】
上映時間: 52分 (1話、実測)
製作: 1981年 ドイツ

DasBoat Teil1


Teil 1
「1941年秋、ドイツ占領下のフランス、ラ・ロシェル軍港、英国を兵糧攻めにしようとしたヒトラーが期待をかけた潜水艦隊は、最初の猛反撃を受けた。しかし、Uボートは、次々に大西洋へ出撃していった。ドイツ海軍Uボート要員4万のうち3万が戻らなかった。」
ナレーションが流れ、あのUボートのテーマが流れます。
ヴェルナー記者の視点で物語が語られはじめます。そして、ヴェルナーが船に向かうところからはじまります。
出港前夜からはじまります。
ひたすら繰り広げられる乱痴気騒ぎが、かえって乗員達の不安を表しているようだ。
ここのシーンは、劇場版に比べて、かなり長めにとられていて、乗組員は普通の人で、
不安をまぎらわし、これからの長く退屈で帰れる保証のない航海の前に楽しもう、という
雰囲気が伝わってきます。

主人公となる艦U96の、姉妹艦の艦長トムセンが騎士十字章を受けたところも映す。

そして次の朝、昨日の騒ぎがうそのように、港を出港するUボート。
数十名を乗せる艦のわりには思ったより、小さく見える。
しかし、このUボート、撮影のために本当に作ったのだというから恐れ入る。

外海に出ると、護衛の艦なども去り、Uボートは海で独りきりだ。
艦内を案内されるヴェルナー。各所の写真を撮る場面で、Uボートの中がどんな風になっているかを一通り紹介。

ヴェルナーが写真を撮っていると艦長が、帰港時を撮れという。まだひげが生えていないような写真をイギリス軍が見たら、子供と戦っていると知って恥じ入るぞ、という。
艦長は、青年ばかりの艦を率いて、「子供十字軍だ」と言い放つ。
さらに艦長は敵に情報は筒抜けだという。そうした、

艦長は極めて冷静に戦局を理解している。このあたりは、第二次大戦中の日本の事情と似ているのではないか。
現場の士官は非常に現実を直視しているのに、軍部の上層部はそれを直視しようとしないのか、あるいは、わかっていても止められないのか。戦争の恐ろしさがこういうところにある。

そして、突然の警報。
急いで潜行するために、艦の前方に走らされる乗組員たち。
これは、抜き打ちの演習だった。

「ティペラリー」をかけさせた艦長。俺たちは英国兵かよ、と言い、笑いながら、英語で歌いはじめる船員たち。

出港5日目が、「1941年10月23日」(ラジオで言っていた)だから、出港は1941年10月19日だな。

第1話は、海上を哨戒中、上空に敵機を発見したところで終わる。
敵機を発見しただけでも、すぐに警報を発して、でかい図体で海の中に逃げ込まなければならない。
けれども、まだまだ1話ではのんびりした雰囲気があります。
あの緊張感あふれる話に突入するまではまだ少し先があるようです。
わくわくしつつ待っておきましょう。

で、テレビシリーズははじめて観ましたが、やはり、テレビシリーズの物語の方は、
映画版になかったエピソードが入っていたり、ひとつのシーンの尺が長いようです。


ところで、深度計は260mまでしか目盛りが振ってない。150mからは赤く塗ってある。
21世紀の潜水艦(軍事用の艦。それ以外の船は潜水艇という)では、500~600mをもぐれる
ようだが、思ったよりは深くない。
確か「沈黙の艦隊」ではシーバットは1000m以上潜ってたような気がする。
ただ、潜水艦の潜航深度は、ロケット技術などと同じように、各国の極秘中の極秘事項
らしいので、確かなことはわかりませんが。

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

Uボート
【夏のUボート祭り - プロローグ -】

つ、ついに買っちまった...。
自分の好きな映画ベスト3に上げている映画なのに、唯一、ビデオもDVDも持ってない作品
Uボートを。
だったら、ディレクターズカット版でもよかったんじゃ?
しかし、なぜかパーフェクト・コレクションをポチっとなしてしまいましたとさ。
やっとこれで、TVシリーズ版が観れますな。
Uボート パッケージ


上映時間: 313分 (TVシリーズ完全版)
製作: 1981年 ドイツ
URL:
DVD: Uボート パーフェクト・コレクション (初回限定生産) (Amazon.com)

ところでなぜTVシリーズなのか? 説明しよう。
もとの企画は、1973年に出版され、大ヒットした原作小説の「Uボート」を映像化しようと
の企画が持ち上がり、それを6話構成のテレビミニシリーズとして製作するところから
はじまった。
5時間以上にもなるテレビ版のフィルムを2時間強に編集して、最初の劇場公開版が作ら
れた。
しかし、テレビシリーズ版が公開されたのは映画としての劇場公開版(1981年公開、
日本では1982年)より遅く、テレビシリーズ版が本国で放送されたのは1985年だったという。

1999年に日本公開されたディレクターズカット版は、ウォルフガング・ペーターゼン監督
が自ら、もとのテレビ版用に撮影されたフィルムを編集しなおし、音響もデジタルにする
などしたもの。

ちなみに、ディレクターズカット版は、すでに主な活動の場をアメリカに移していた監督
が、アメリカでの公開用に、アメリカ国内で編集を行った作品となっている。
フィルムや映像の規格もアメリカの規格に合わせて製作された。つまり、ディレクターズ
カット版だけは実質的にはアメリカ映画と言える。

さて、完全な自己満足企画「夏のUボート祭り」です。
このUボートのTVシリーズ完全版全6話について、1日1話ずつ観ていきたいと思う。
果たして、毎日1話ずつ観ることができるのか?
案外忙しいため、実は結構苦しい。

なお、感想は明日からです。


【関連記事へのリンク】

U96調査報告書
http://www.u-96.net/index.html
映画「Uボート」に関する、莫大な情報が詰まっています。すごいページです。ただただ恐れ入りました。
ちなみにサイトタイトルの「U96」は、映画の主人公艦の艦番です。

[READ MORE...]
運命じゃない人
8/20(日)にWOWOWで録画していた、「運命じゃない人」を観た。

【運命じゃない人】
上映時間: 98分
製作: 2004年 日本
URL: http://www.pia.co.jp/pff/unmei/
DVD: 運命じゃない人 (Amazon.com)

ギンレイシネマで上映してた時におもしろそうだと思ってたのに観れなかった。
が、WOWOWで放送してたので、録画で録っておいた。そしてやっと今日観た。

感想。
コメディー映画だが、ある夜の出来事をそれに関係した人たちそれぞれの視点から観ようというもの。
それぞれの人の視点でストーリーを眺めるので、後になると、「あ~、なるほど、そういうことだったの。」と納得するように伏線がしかけてあり、普通に感心する。
もっとも、このアイデアはこの映画が初めてじゃなくて、以前ほかの映画でも観たことはあるし、舞台とかでもよく使われる手法だが、コメディー映画としてなかなか上手に料理されていて、おもしろい。
ただし、公式サイトの宣伝通り「タイムスパイラルムービー」というのを期待して観ると、さすがに期待をはずされるかもしれないので、普通にコメディーとして期待して観ると吉。

せっかくなので、あまりストーリーには触れないことにする。
とはいえ、気になるのは、「運命じゃない人」というタイトル。観終わっても、なんか、わかるようなわかんないようなタイトルです。
いや、タイトルからして、2人の出会いを中心にして話が回るのかと思ったらそうでもないので。
もしかして、時間が足りなかったのだろうか。

この映画で文句があるとしたら、それぞれの人物像の掘り下げ方だ。
真紀と神田以外は、少々ステレオタイプ的過ぎないだろうか。
こうした部分は、コメディーであろうとも、新しい映画を作る、という気概を持っているのであれば、手を抜かないでほしかった。

まあ、逆に文句はそのくらい。
コメディーとしてそつなくまとまっていて、面白かった。
結構お勧めします。

【関係ないこと】
主人公(?)の宮田くんの顔がなんとなく僕と似てます。
僕は、似ている芸能人は、ありときりぎりすのちっちゃい方の人(石井さん)と人に言われるので、多分、この映画を知り合いが観たら、似てるというでしょう。
ただそれだけ。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

OVERCOMING
8月17日(木)にUPLINK X(渋谷)でOVERCOMINGを観た。

【OVERCOMING】

上映時間: 108分
製作: 2005年 デンマーク
URL: http://www.uplink.co.jp/tour/overcoming.php

overcome - 【動】 (困難・障害などに)打ち勝つ、克服する

100年にもおよぶ歴史を持つ世界最大の自転車レース大会「ツール・ド・フランス」
の出場チームを追ったドキュメンタリー。
日本では比較的マイナー(競輪除く)な自転車レース競技だが、ツール・ド・フランスの
時期には、ニュースでも取り上げられることも多く、知っている人も多いだろうと思う。
2006年(第93回)大会は7月23日に幕を閉じたが、8月19日現在、総合優勝者であるフロイド・ランディスが
ドーピング検査で陽性の反応を示し、渦中にいることはニュースでも報じられている通り。

このツール・ド・フランス、ともかく過酷なレースであることでも知られる。
フランス全土をめぐる3500kmあまりのコースを3週間ほどかけて走破するというもの。
特によくニュースで放送されるのは、大会後半の山岳ステージだが、この辺は本当に見ている
だけできつそう。風景はきれいなのだが、選手たちは死にそうな思いで必死にペダルを漕いでいるのだろう。

ツール・ド・フランスについて詳しく知りたい方は以下のページからどうぞ。
自転車メーカーTREK:ツール・ド・フランス レポート
J-SPORTS cycle road race Tour de France 2006

さて、映画の話。
スポーツ物のドキュメンタリーとしては、
 ①スポーツそのものを知らしめるためのもの
 ②特定の競技者自身に焦点があわさっているもの
の2つがあると思うが、この映画は後者。
ちなみに背景となっているのは2004年(第91回)大会であり、デンマークの名門チームCSCが
その年のチームを作るところから、ゴールするまでを追っている。
この映画の中では話の中心を担うのは、選手たちというよりもチーム監督のビャルネ・リース。
なお、あまり説明的なナレーションはなく、リースや選手たちがしゃべったことがありのまま
に流れるので、状況がよくわからなかったり、選手がどう考えているのか、といったところが
よくわからないところもある。

「OVERCOMING」という題名だが、この言葉は、相手に打ち勝つ、というよりも様々な現実の障害や
自己の内面的な弱みに打ち勝つ、という意味である。
その言葉の通り、チーム、ことさら、それぞれの選手には様々な困難や障害が立ちふさがってくる。
この映画の中では、それらの困難や障害に、どう立ち向かっていくのかを見せてくれる。

監督のリースがチームの選手一人一人に声をかけ、それぞれの心の壁を取り払っていくことで、
チームとしてまとまらせようとする。
そうした、チームと何か?、チームとはどうやって作られていくのか?について興味深く
見せてくれるのは面白かった。
また、選手たちに振りかかる障害によって、選手たちは精神的な戦いを余儀なくされる。
肉体的な練習よりも、こうしたメンタルな点をクローズアップしているところが非常に
興味をそそられる。
こういう過酷なレースを耐え抜く選手たちではあるが、別に超人的な精神力を持っているわけでは
なく、普通の人たちと同じような悩みを持ったりすることにむしろ親しみを感じる。

そしてすごいのは、きれいごとだけではないスポーツの世界をそのまま映しきっているところ。
チーム同士の利害が一致して別なチームを分裂させる、とか、チーム選手のイヴァンが、
他チームのアームストロングに精神的に懐柔されてしまい、本来の力を出せないなど。

きれいごとだけ並べた凡庸なスポーツドキュメンタリーになっていないところは素晴らしい。
自転車レースに興味ない人にも勧めたい。


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ナイト・ウォッチ
映画館では観ていなかったのだが、かなりの期待作だったので、DVDの発売当日に買った。
しかし、ずっと放置状態で、やっと8月13日に観ることができた。

【ナイト・ウォッチ】

上映時間: 115分
製作: 2005年 ロシア
URL: http://www.foxjapan.com/movies/nightwatch/ (音あり)
DVD: ナイト・ウォッチ NOCHNOI DOZOR 特別編 (Amazon.com)

世界はかつて、人間でありながら特殊な能力を持つ“異種”たちが、光と闇に分かれ戦っていた。
やがて、光と闇は停戦協定を結び、闇を監視する光の戦士「ナイト・ウォッチ」と光を監視する闇の戦士「デイ・ウォッチ」がそれぞれ監視しあい、世界は均衡のうちに保たれていた。
そして時は移り、現代のモスクワでナイト・ウォッチとなったアントンは、一人の少年をめぐって、大いなる戦いにまきこまれていく...、という話。

TVでCMやら宣伝番組やらでいろいろ放送された「ナイト・ウォッチ」。非常に期待していた。
はっきり言おう。
期待が大きかっただけに、かなりがっかりした。
映像表現そのものは、おっ、と思わせるものがあっただけに残念。
正直、この1作だけをはじめて観ると、どこがおもしろいのかわからないだろう。
(僕はその一人)

この映画の難点は、

1.まず、話がよくわからない。
2.さらに、せっかくの映像表現に必然性がない。
3.さらにさらに、爽快感が一切ない。

簡単に言うと、ほぼ完全な期待外れということだ。
あまりに期待をすかされたので、それぞれの難点について、ネチネチといちいち説明しよう。


■1.話がよくわからない。

おそらく、この映画は原作を読んだ人を対象として製作されているのだろう。

ストーリーの筋そのものは、単純なので、見終わると、ああそういうことか、と
わかるが、「斬新な映像表現」のせいで、話の流れがぶつぎれになり、
ストーリーの一部なのか、演出なのかがわからないところが多いのだ。

フラッシュバック的に、いろいろな場面が挿入されるので、何が何やら。
わからなくさせるために演出を入れているのではないかと疑ってしまった。
あまりに話しがよくわからない上、話も面白くないので、途中で2、3回意識が飛んだ。

そのくせ、わかってしまうと、3行くらいに要約できてしまう程度のストーリーである。
これで演出がしっかりしていればまだ評価できるが、それもダメである。

意味不明であることを得意げにふりかざす映画が世には多いが、そういう映画は概して
内容がないので、それをごまかすために意味不明にしているに過ぎない。
この映画も、映像表現で同じようなことをやっているので、残念である。

あと、ネタばれになるので、多くは言わないが、あの呪いがかかった人の場面、全然意味
ないじゃんか。あれだけ大騒ぎしてあれでおしまい?
ほかの意味のない演出に時間を使わないで、意味のあるストーリーの描写に時間を使え、
と言いたい。


■2.せっかくの映像表現に必然性がない。

例えば、冒頭で、アントンが倒れた後に、人形に蜘蛛の足が生えて動き回るところが
あるが、そこで、悪夢的な世界に引き込まれたんだな~、とか思いながら観てると、
すぐに現実的な映像に引き戻され、さっきの映像はまるでなかったことに。

僕が特に楽しみにしていた場面で、予告でもよく流れていた映像があるが、黄色いトラック
が人に向かっていって、なんらかの力で、トラックが前転する、という場面がある。
これは、人の方が何か強い力を持っているか、守られている存在なのかな? などと思い、
どんなストーリーの中で出てくるのだろう、と期待していたのだが...。
この場面は、はっきり言ってストーリーに一切関係ない。あの人物がその場にいる必然性もない。
まったく、期待はずれもいいところだ。

ちなみに、「斬新」と言われる映像表現も、予告で流れた映像がほぼすべて、と思っていい。


■3.爽快感が一切ない。

触れ込みは「ロシア版マトリックス」である。信じてはいけない。
物語の背景は、「ブレイド」とか「アンダーワールド」とかに近いダークファンタジーで
闇と光の戦いが中心なのだが、これらの作品に共通の、戦いのカタルシスが一切ない。
アクション映画的なものを期待したのだが、ほぼアクションはなし。
おまけに主人公の戦闘能力が非常に低く、敵にほぼ一方的に虐待されるのみである。
なぜこんな奴でナイト・ウォッチが務まるのか?
ストーリー的にもストレスがたまる。
爽快感を求めているなら観ない方がいい。


買ってしまったことを後悔するほどに残念な作品なのだが、悪い点ばかりでもない。

・映像表現的には驚く場面もある。特に、英語字幕が流れるように消えたり、映像に
 くっついて動いたり、の演出は面白いと思った。(演出上の必然性は少ないが...。)

・第2部につながる伏線らしきものが見え隠れする。
 ゲッサーがなぜアントンを特別扱いするのかとか、呪いの女のこととか。

・主人公の葛藤の部分はちゃんと描かれている。
 アントンは、不必要に争いあうことはないという信念の持ち主であり、それがゆえに葛藤
 する。また、少年との関係の中にも葛藤があり、この部分はストーリーに生きている。


僕が勝手に想像するに、ストーリーの素材そのものは悪くないので、「マトリックス的な
センセーショナルな映像を作ってみました」という映画にせずに、主人公の葛藤に焦点を
当てて丁寧に作れば、もう少し観れる映画になったような気がする。

第2部で、監督と脚本の人が変わったら、見てみてもよいかな、と思った。

総合的にはあまりおすすめできないので、暇があって、レンタルビデオ屋さんで借りられて、
ストーリーはどうでもいいから新しい映像表現を見たいという人は観てもよいかも。

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新グレートジャーニーでプージェーのことが
8月12日(土) 9:00からフジテレビで放映された、関野吉晴氏の「新グレートジャーニー」の旅の冒頭で、プージェーのことが語られていました。

関野氏は、新グレートジャーニーをはじめるにあたって、わざわざ、プージェーに会いに行くために、モンゴルから旅をはじめることにした、と語っていました。

知らない方のために、念のため説明しておくと、2002年までに行われた前回のグレートジャーニーの旅の中で、関野氏が出会った少女がプージェーであり、そのプージェーとの交流を描いたドキュメンタリー映画「プージェー」が今年(2006年)6月から7月にかけて、ポレポレ東中野というミニシアター系の映画館で公開されていたのでした。

映画では、プージェーの死は、ナレーションのみで語られたため、おばあちゃんたちとどんな会話を交わしたかはわかりませんでしたが、今回のTV放送でおばあちゃんや、プージェーの従弟のマーサとの話が語られました。

ある意味、後日譚のようなものであり、映画にはつけくわえる必要のない、映像でしたが、おばあちゃんやマーサが悲しみのうちの中にも元気に暮らしていることがわかってよかったです。

映画の方ですが、大きな反響を得たようで、今後もいろいろな場所で上映されるようです。

僕が映画を観に行った時の記事は↓こちらです。
2006/07/09 【プージェー】


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トランスアメリカ
8月6日、シネスイッチ銀座で「トランスアメリカ」を観た。

【トランスアメリカ】
上映時間: 103分
製作: 2005年 アメリカ
URL: http://www.transamerica-movie.jp/index.html

性同一性障害を持ち、かつては「スタンリー」だったブリーは、性転換手術を翌週に控え、
身体的にも本当の女性になろうとしていた。
しかし、そんなブリーに、トビーと名乗る少年から電話がかかる。
なんとトビーは、ブリーが「スタンリー」だった頃にたった一度おかした過ちでできた
ブリーの息子だった。
トビーを留置所から引き取ったブリーは、自分が父親であることを隠したまま、トビーを
伴って、ニューヨークからロスアンゼルスまでの旅をすることになる...。
という話し。

なんか、筑紫哲也がテレビ番組でこの映画をほめていたので、ちょっと疑ってかかっていた
が、観てみてとてもよかった。
筑紫哲也が映画を語ると、「トランスアメリカという題名は、アメリカを横断するトランス
と、男性が女性に変わるトランスをかけているんだ」とかやたら説明じみた口調で解説して
いたが、映画本編はそういう筑紫哲也っぽい辛気臭さは一切なし。
はっきり言って、観終わるまでは、最後までもやっとする映画なのではないかな、と思って
いたが、そんなことはなく、むしろ、すかっとした。案外、爽やかだ。

話の基本は、アメリカ映画お得意のロードムービーで、その土台の上に、ブリーとトビーの
2人の心の交流がかぶってくる。ブリーが父親であることを隠している、というだけでも
十分に複雑な事情なのに、さらにはブリーは手術を受けて女性になろうとしており、トビー
はトビーで育った環境に訳ありな事情を持つ。

こういうところだけ取り出すと、あまりにも重苦しい映画になりそうなのに、まったくそう
なっていない、というところに驚き。
普通にコメディー映画と言っても通ってしまうかもしれない。

一見、重そうなテーマを題材にしたこの映画、マイノリティー側から世界が語られるが、
このような映画が受け入れられるアメリカでは、すでに性の多様性が少なかれ認められて
いるということだろうか。
むしろ、そういうマイノリティーの世界をのぞきみるような視点ではなくて、マイノリティー
が求める「普通の幸せ」を見つけるまでの物語が語られる。
本当にアメリカは懐の広い国だ。
この映画でのマイノリティーは、性的なものを指すが、そういう方面でなくとも、普段は
自分は虐げられている、と感じる人々に、勇気を与える作品だと思う。

この映画の言っていることは、「自分に素直になれ」ってことだと思った。
とても素敵な映画でした。

エンドロールに流れる主題歌もグッド。

Read More以降に、「同じ映画の関連記事」を書きました。

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世界遺産「空からの映像と音楽でたとる41の世界遺産」
【ベスト・オブ・「世界遺産」Ⅴ 空から見る地球の素顔】
TBS・2006年4月30日放送
ベスト・オブ・「世界遺産」Ⅴ
空から見る地球の素顔

空からの映像と音楽でたとる41の世界遺産
Collection of 41 world heritage sites from bird's eye and music

ゆったりとした、時には軽快な音楽とともに、ナレーション一切なしで、空撮された
41の世界遺産をいちどきに見ることができました。
しかし、ひとつひとつが短すぎでしたが....。

■以下、番組のこの回で紹介された世界遺産を、順に上げます。

ユングフラウ(スイス)
厳島神社(日本)
キト市街(エクアドル)
センメリング鉄道(オーストリア)
モシ・オア・トゥニャ/ヴィクトリアの滝(ザンビア/ジンバブエ)
セレンゲティ国立公園(タンザニア)
キリマンジャロ国立公園(タンザニア)
ウルル-カタ・ジュタ国立公園(オーストラリア)
テ・ワヒポウナム(ニュージーランド)
グレート・バリア・リーフ(オーストラリア)
グランド・キャニオン国立公園(アメリカ)
イエローストーン(アメリカ)
カナディアン・ロッキー・マウンテン自然公園群(カナダ)
カナイマ国立公園(ベネズエラ)
イグアス国立公園(ブラジル/アルゼンチン
ロス・グラシアレス(アルゼンチン)
サガルマータ国立公園(ネパール)
カムチャッカ火山群(ロシア)
知床(日本)
ナスカおよびフマキ平原の地上絵(ペルー)
ストーンヘンジ(イギリス)
アテネのアクロポリス(ギリシア)
トロイの古代遺跡(トルコ)
ベルセポリス(イラン)
パルミラの遺跡(シリア)
古代都市テオティワカン(メキシコ)
ポロブドゥール寺院遺跡群(インドネシア)
アンコール(カンボジア)
コルディレラの棚田群(フィリピン)
サーミ人地域(スウェーデン)
マラムレシュの木造教会(ルーマニア)
パリのセーヌ河岸(フランス)
自由の女神(アメリカ)
ブラジリア(ブラジル)
ヴェネツィアとその潟(イタリア)
トンブクトゥ(マリ)
カトマンズ盆地(ネパール)
イスタンブール歴史地区(トルコ)
タージ・マハル(インド)
ロワール渓谷(フランス)
ライン渓谷(ドイツ)
モン・サン・ミシェルとその湾(フランス)


どれも素晴らしい映像なのですが、特に印象に残った映像について感想を書きたいと思います。
TBSの世界遺産のサイトの、それぞれが放送された回のページへのリンクもおまけとしてつけています。

○厳島神社(日本) 空から見ると海中に突き出た鳥居が印象的。潮の干満で鳥居のところまで歩いて行けたりする。海の中にある時の姿が美しいな。

(TBS 世界遺産 2006年4月30日放送から)
第234回放送:厳島神社 http://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20010107/onair.html

○ウルル-カタ・ジュタ国立公園(オーストラリア) エアーズロックがあるところだね。エアーズロックは現地語で「ウルル」と呼ばれていたんだそうな。

(TBS 世界遺産 2006年4月30日放送から)
第408回放送:ウルル=カタ・ジュタ国立公園 http://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20040725/onair.html

○イエローストーン(アメリカ) 写真はレインボープールを映した映像。なんだか、理科の教科書に出てきそうな映像。こんな場所が本当にあるのだから、地球はおもしろい。個人的には、アメリカ横断ウルトラクイズとかで有名になった、間欠泉を見たい。

(TBS 世界遺産 2006年4月30日放送から)
第370回:イエローストーン http://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20031012/onair.html

○イグアス国立公園(ブラジル/アルゼンチン) 有名なイグアスの滝があるところだね!でもこの間テレビで2年前と比べてイグアスの滝の水量が激減しているって言ってたので、今行くのは微妙かも。いや逆に、今いかないともう見れない?

(TBS 世界遺産 2006年4月30日放送から)
第194回:イグアス国立公園II http://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20000319/onair.html

○トロイの古代遺跡(トルコ) 赤茶けた大地にトロイの遺跡があるのかー。なんかロマンチック。

(TBS 世界遺産 2006年4月30日放送から)
第401回:トロイ遺跡 http://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20040530/onair.html

○アンコール(カンボジア) 2004年11月に行ってきました。気球で空からアンコール・ワットを見たりできます。

(TBS 世界遺産 2006年4月30日放送から)
第201回:アンコール II http://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20000507/onair.html

○ブラジリア(ブラジル) ブラジルの首都ブラジリア。街並み自体、飛行機が翼を広げた様子を描くようにできている。見ようには鳥みたいにも見える。旅行には行きたい場所ではないけど、こうして夜景を見ると壮観だなぁ。

(TBS 世界遺産 2006年4月30日放送から)
第231回:ブラジリア http://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20001210/onair.html

○ヴェネツィアとその潟(イタリア) 空から見ても素敵だな。すごく行ってみたい。

(TBS 世界遺産 2006年4月30日放送から)
第361回:ヴェネツィアとその潟(II) http://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20030727/onair.html

★モン・サン・ミシェルとその湾(フランス) 海(湾)の中にある寺院として有名。朝日が昇る場面をとらえて、ひときわ美しい。番組中でも白眉といえる。


(TBS 世界遺産 2006年4月30日放送から)
第400回:モン・サン・ミシェルとその湾 http://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20040523/onair.html

■DVDになるらしい
4月に放送された10周年記念スペシャルⅠ~Ⅴは2006年9月27日にDVDで発売されます。

(TBSのiShop)
http://ishop.tbs.co.jp/ec/tbs/product/detail.jsp?pid=1927189&cid=cat3941

(Amazonはこちら)
ベスト・オブ「世界遺産」 10周年スペシャル


世界遺産「万里の長城」
映画の感想も書いていきたいのですが、毎日、映画の感想を書くほど映画を
観ているわけではないので、ほかに書けそうなネタはないかな~と思って
いたのですが、歴史やら世界の名所やらが好きで、TBSの「世界遺産」(日曜夜)
や「世界ふしぎ発見」をよく観るので、それらについて感想を書くことにします。
2006-07-28_001


【ベスト・オブ・「世界遺産」Ⅰ 空から見る万里の頂上】
TBS・2006年4月2日放送
ベスト・オブ・「世界遺産」Ⅰ 空から見る万里の頂上
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TBSテレビの世界遺産 放送10周年を記念したベスト・オブ・世界遺産の第1回。
東の渤海から西のタクラマカン砂漠までを空撮でたどる30分。

世界遺産(中国)万里の長城。
人類が生んだ最大の建造物、万里の長城。

紀元前3世紀、秦の始皇帝が中国を統一、それまで国ごとに築かれていた
守りの壁が北の異民族に備えひとつにつながった。

総延長2,400km、ほとんどは明の時代のもの。
守備のための城壁というよりは、国境としての意味合いが強かったという。

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【番組内の各シーン】
老竜頭 ~ 山海関(明代の東の関所) ~ 角山長城 ~ ハン家口ダム
 ~ 司馬台長城 ~ 金山嶺長城 ~ 北京市 ~ 明代皇帝の陵墓
 ~ 八達嶺長城 ~ 居庸関(明代の北の関所) ~ 山西省 ~ 天鎮長城
~ほ保土(長城守備のための駐屯地)~黄土高原~
雲岡石窟(大岡市)~黄河~甘粛省~嘉谷関(明代の西の関所)

東の端は、海岸まで際まで城壁がある。
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長城の一部には、ダム開発のために、湖に沈んだところもあるそうです。
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北京付近では、万里の長城は観光客でいっぱいです。ものすごい人だ...。行きたくないな。
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そして、途中、黄河とぶつかったり、城壁を守るための街があったりして、
最後に長城の西の涯ては、タクラマカン砂漠の断崖で終わっている。
長城の西端にはこんな崖があったんだね。
2006-07-28_012


しかし、漢の時代にはまだ長城には先があって、敦煌の地で、
万里の長城は砂漠
の中に消えていく。

万里の長城って、こんなとてつもないものをよく作ったなぁと感心しきり。
一度は行ってみたいけど、単に行って、長城の一部を見ただけじゃあ、『万里』ってのを実感できない。
と思ってたら、こんなサイトが...。

万里の長城マラソン
http://www.greatwallmarathon.com.cn/

万里の長城をマラソンで走るって....。うぉい!!

来年、2007年まで限定で、万里の長城マラソンが開催されているそうです。
2007年は5月1日に開催みたいですね。
2006年は6月に開催されたようですが、最近知ったためいきそびれました。
正直、行きたくなりましたよ。

どなたか行く人とかいないんですかねぇ?



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