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栄太(えいだ)

Author:栄太(えいだ)
映画がそこそこ好き
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好きな映画:燃えよドラゴン、Uボート、ブレードランナー
好きなジャンル:人間ドラマ系

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栄太(えいだ)の映画日記
以前書き溜めていた日記のうち映画に関することをweb公開。 映画の所感や、見て思いついたことなど、あなたの映画選びの参考にどうぞ。 もとが個人の日記なのでネタバレありですがご容赦あれ。
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重力ピエロ
9/20、「重力ピエロ」を観た。(ギンレイシネマ)

【重力ピエロ】
上映時間: 119分
製作: 2009年 日本
URL: http://jyuryoku-p.com/
DVD: 重力ピエロ 特別版 [DVD] (Amazon.com)

泉水(いずみ)と春(はる)の兄弟は、母親の命日に仙台の実家に
戻っていた。
仙台市内で連続して発生している放火事件に残された落書きが放火犯
からのメッセージだということに2人は気付く。
放火と落書きの間の関係を追っていく2人は、2人の家族に関わる
問題を知ることになる...、という感じの物語。


「春が二階から落ちてきた。」というフレーズではじまる原作通り、
映画も同じフレーズからはじまる。

加瀬亮がぼそぼそ話す感じの兄(泉水)を演じていてなんか面白い。


時間の都合上か、原作とは話の構成や設定がかなり変えてあるが、
原作で出てくる主要なシーンとか台詞はきっちりおさえているし、
原作を読んでいなくともすんなりストーリーが入るようになっている。

原作にある印象的な言葉もちゃんと出てくる。
「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」
「俺たちは最強の家族だ」

小説の方では冒頭ですぐに、泉水と春は半分しか血がつながっていないこと
が明かされるが、映画ではしばらく判然としないようになっている。
春は兄をとても慕っていて、ことあるごとに兄貴、兄貴という。
冒頭のエピソードでも「大事なときはいつも兄貴と一緒じゃないとだめなんだ」
といい、兄の泉水も春をとても大切に思っている。
この作品に表れてくるのは、家族の愛。
血がつながっているとかつながっていないとか、そういうことは超越した
家族の愛。それが泉水と春、そして父と母を強く結びつけている。

放火事件も家族の絆に関わる事件なのだけど、ラスト付近の急な展開には
結構びっくりする。

そんなミステリー的な味付けがあるストーリーだけど、
自分の出生について悩み続ける春を、ちょっと変わった家族たちが、
それぞれのやり方で優しく受け止めてあげるという、ちょっと変わった
家族ドラマというのが本作の正体なんだな。

心温まるというには血なまぐさいが、家族愛というものがこの世の中にある
ことを確認させてくれる。
原作者の伊坂幸太郎の言う通り「楽観的でもなければ悲観的でもない」
「やり切れないけど爽快感がある」物語で、映画はうまく狙い通りに
「泣けないけれど感動的な話」に仕上げていると思う。

エンディングで流れる主題歌の「Sometimes」(S.R.S)もすてきで聞き入ってしまう。

http://www.youtube.com/watch?v=KqyWF8e4YqU



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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

ホノカアボーイ
9/20、「ホノカアボーイ」を観た。(ギンレイシネマ)

【ホノカアボーイ】
上映時間: 111分
製作: 2009年 日本
URL: http://www.honokaa-boy.jp/
DVD: ホノカアボーイ [DVD] (Amazon.com)

大学生のレオは、ハワイ島のホノカアでムーンボウという美しい虹を
見る旅で恋人に振られてしまう。
大学を休学して、ホノカアに再び戻ったレオは映画館で働くことになった。
そこでレオは、母親と言えるほど歳の離れたビーといういたずら好き
で料理が大の得意の女性に出会い、ろくなものを食べていないのでしょう、
と言われ、自分のうちでごはんを食べるように言われる。
現地の住民たちとの触れ合いの中で次第に心の拠り所を定めていくレオだったが、
まだ失恋の傷が癒えてはいなかった彼は、ある時マライアという現地の
女性に出会い恋に落ち、そして...、という話。

パンフレット買って読んだら、ビーとレオは実在した人をモデルにした
みたいだね。こういうエピソードが本当にあったのかはわからないけど。
パンフレットには「現実とファンタジーがいりまじる映画の世界ができあがった」と
あるので。

ホノカアの住民たちは皆個性的だけど、ゆったりした時間の中で暮らして
いるからか、心の温かさがにじみでてくるようだ。
それとビーが作る数々のおいしそうな料理も見ると、なんだが、心がなごやか
になってくる。

住民の一人であるコイチが言うように「歳とったって人間しちゃいけないこと
なんかないんだよ」との言葉通りなのか、ビーはレオに恋をしたのだろうか?
あるいは実の親子のような気持ちになったのだろうか。
久しぶりにできた友達の来訪をまちわびる気持ちになったのだろうか。

でもまさかそんなビーの気持ちに気づけないレオがマライアへ恋してからの
展開が悲しい。自然と涙にじんできた。

でも、誰も気にかけることなく、自分の歳も気にすることなく、ゆるやかな
時間の中で自分自身の生き方を追求していく住民たち。
そんな生き方はうらやましくも素敵だと感じる。
都会に生きる僕にはひっくり返ってもまねできない。
毎日を汲々として生きていくだけの僕には憧れだけがつのる。
でも映画がいいたいのは、「みんなそうしなさいよ」ということでなくて、
「その気になればそういう生き方だってできるんだから、ちょっとした
失敗なんかでくじけて自分を責めたりすることないよ」ってことなのかな
と感じた。

エンディングテーマの「虹が消えるまで」(小泉今日子)が流れてきたら、
じわじわと涙が出てきてしまったよ。


......
と、原作について調べたら、映画中に出てくるレオは、
原作者の吉田 玲雄(よしだ れお)さん本人のことらしい。
(ちなみにお父さんは吉田かばんのブランド ポータークラシック代表の吉田克幸氏。)
また、ビーさんは岡本とよ子さんという日系のお婆ちゃんらしい。
原作は、1999年に原作者がホノカアに滞在していた時のことをまとめたエッセイなのだ
そうだ(未読)。

↓のアマゾンのページで、原作の表紙に2人の写真を見ることができる。


また、吉田 玲雄さんがインタビューで滞在当時の印象などを語っている。
本当のビーさんは、吉田さんが出会ってから4年後に他界されたそう。
インタビューや書評を読むと、映画で描かれたレオとビーの関係とは、少しちがう
感じだったのかな、とも思える。
https://yorimo.yomiuri.co.jp/csa/Yrm0402_C/1221732473515

ウェブ写真展「本当のホノカアボーイ」
https://yorimo.yomiuri.co.jp/csa/Yrm0402_C/1221732386693

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

サラエボの花
2008/01/03、「サラエボの花」を観た(神保町岩波ホール)。

【サラエボの花】
上映時間: 95分
製作: 2006年 ボスニア・ヘルツェゴビナ
URL: http://www.saraebono-hana.com/
DVD: (Amazon.com)

ボスニア紛争のさなか父親を失ったと母親から聞かされていたサラは、
「自分の父親はシャヒード(殉教者)だ」と友人たちに言っていた。
父親が同じシャヒードだという少年と仲良くなり、修学旅行の日を楽しみに
していたサラだが、母のエスマはお金が思うにまかせず、困り果てている。
サラは先生から、父がシャヒードならば割引があると聞くが、
エスマはそのための証明書を一向に出そうとしない。
サラはなぜなのかとエスマに迫るが...、という話。

ボスニア紛争で夫を失ったり、戦争で深く悲しい思いをした女性たちが
たくさんいる、という現実がストーリーのベースになっている。
サラエボの花とは、そうした女性たちをあらわすタイトルだ。
社会問題を多く扱う岩波ホールらしい映画だ。年配の女性がたくさんいましたよ。
映画の焦点は女性たちなのだが、戦争が終わっても、男たちは、憎しみあう
ことをやめていない、という現実が描かれていることが悲しい。

戦争が終わってもそう簡単に悲しみが消え去ることはない。
人は時間がそうした悲しみを洗い流すのを待つしかないのだろうか。
この映画では、悲しみを積極的に忘れるために、女性たちが集まって
自分たちの悲しい経験を吐露しあう。
悲しい思いをするのは常に女性であるのに、明日への希望を持って
物事に向かいあう彼女たちの姿は力強い。
力強く現実と向き合う女たちと、過去の呪縛に囚われ続ける男たちは
対極にいる。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

秒速5センチメートル
1ヶ月更新していないと、なんか変な宣伝がページ先頭に表示されるというFC2の仕様変更に憤慨しつつ更新。

11/6、DVDで「秒速5センチメートル」を観た。

【秒速5センチメートル】
上映時間: 60分
製作: 2007年 日本
URL: http://www.cwfilms.jp/5cm/index.htm
DVD: 秒速5センチメートル 通常版 (Amazon.com)

少年と少女がお互いが淡い想いを抱きながらも、離れ離れとなり、1度は再会するも、その想いは現実に実を結ぶこともないまま歳月は過ぎ去っていく。
その想いを心の奥底に抱えたまま、二人が成長していく姿を描く三連作アニメ。
オムニバスのようだが、実際は同じ監督が1、2、3話をつくっている。

最初に「秒速5センチメートル」って何?、とタイトルに気をひかれるが、作品がはじまってまもなく明らかになる。
少女が語るところによれば、桜の花びらが舞い落ちるスピードだという。
ほんとかどうかわからないが、まあゴロがいい感じなので、よいのだろう。

1作目は小学生から中学生、2作目は高校生、3作目は社会人になって後、という感じで、それぞれの年代での恋心の移り変わり、心の成長していく様を味わうことができる。
そういう意味では、やっぱり大人向けだね、この作品は。

3作目の展開にはやはり賛否両論ありそうだが、おとぎ話のようなストーリーばかり書いても、共感は得られない。
こういう感じの方が、多くの人にとっても、なんとなく似たような経験を感じて共感を得るのだろう。
ただちょっぴり切な過ぎる。しょっぱい感じもする。
こういう作品を見るのは、もう少し幻想を抱いていたい、って思って見るのかなぁ、とも思えるので多少のフォローもほしい感じもした。

ちょうど少し前に見た、Genius PartyのうちBaby Blueにも似たせつなさがあって泣けた。

あぁ、最近、切ない感じの作品ばっかり見てしまう。
自分が恋している時はなぜ、そんなせつないのばっかり観たくなってしまうのかな。。。




以下、ネタバレに近いところあり。



男はずっとあきらめきれないでいるのに、女の方は思い出への憧憬は残しながらも、あっという間に現実を選んでしまう。
男の方は、彼女への幻想を抱いたまま全てを失ってしまうのに、女の方は何事もなかったように彼女自身の幸せを手に入れる。
悲しいけど、これって現実なのよね。
男ってのは、ずっと幻想にさいなまれる生き物なのだな、ということを思いしらされる。
若い男性諸君(特に20歳以下)があまりうちひしがれないことを願う。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

世界最速のインディアン
2/17、「世界最速のインディアン」を観た。(テアトルタイムズスクエア、新宿)

【世界最速のインディアン】
上映時間: 127分
製作: 2005年 ニュージーランド/アメリカ
URL: http://www.sonypictures.jp/movies/theworldsfastestindian/index.html
DVD: 世界最速のインディアン スタンダード・エディション (Amazon.com)

ニュージーランドで年金生活を送っていたバート・マンローは、大昔に買ったバイクを、自力で数十年もの間、チューンナップし続けていた。
彼の夢は、アメリカに渡り、ボンヌヴィルでのスピードレースで、自分がいじり続けてきたバイクの最高時速を知りたい、ということだった。
ついに夢の実現に手を伸ばし、渡米した彼に様々な障害がふりかかりながらも、どうにかボンヌヴィルにたどり着くのだが...、という話。

ちょうど、年末年始にかけて、たまに流れるテレビコマーシャルでおすぎが「とっても美しい映画です、観てください」とか、あまりやる気なさそうな声で言っていたような気がする。

で、タイトルを聞くと、「世界最速のインディアン」って、何よ?
まずそう思う。
ネイティブアメリカンの少年が、オリンピックをめざす話かな~、とか思った。

カンタンにバラしてしまうと、「インディアン」ってのは、戦前にあった、アメリカのバイクメーカー。
そのメーカーのバイクを「インディアン」って言ってるわけだね。

ちなみに、主人公のバート・マンローは実在の人物で、1978年に没したが、いまだに、1000cc以下の流線型バイク世界最速記録保持者だという。
伝記もあるみたいだが、この映画を観ると、とてもエネルギッシュでしかも魅力的な人物だったようだ。
主人公はアンソニー・ポプキンズが演じているが、非常に魅力的な人物を演じることに成功している。
なんといっても感嘆するのが、その行動力。どんな時にもあきらめない、そして危険にしりごみしない。
その圧倒的な行動力で、次々と現れる障害をはねのけていく。
そして、行動力があると言っても、ただの藪から棒の爺さんではなく、実直で誠実なところももちあわせている。
行動力があるといっても、ずるがしこいところが一切なく、素直に物事の正面からぶちあたるところが、人々の共感を呼び、彼を助けたくなってしまうのだろう。

常に一生懸命に取り組む彼の言葉は、含蓄がある。
特にいい言葉。
「こういうマシンでスピードに挑むときは、5分が一生に勝る」

年をとったら、こんな爺さんになりたいものだと思う。

映画としてはなかなかいい感じにまとまっていて、誰にもおすすめできる。
特に、何かからちょっと元気をもらいたい人におすすめの映画。


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